神道:まつりごと、厄年、お正月様、Q&A

まつりごと

家庭

 私たちは、家族一人ひとりが健康で、無事に暮らせるように、家庭の中に神棚を設け、神様をお祀りしています。台所には火の神様でもある荒神様をお祀りします。また、家を建てるときには、地鎮祭・上棟祭・竣工祭などを行い、土地の神様や建物を守護してくださる神様をお祀りします。 家庭の中にはたくさんの神様がお祀りされ、神様の恵みをいただいて私たちは毎日の生活を送っています。

人生

 私たちが誕生してから、成長にともない、いろいろな行事があります。生まれて初めて神社に参拝する初宮参り、三歳・五歳・七歳になると七五三参りを行い、成人を迎えると神様に無事に成長したことを 報告します。
この他にも結婚式・災いを祓う厄除、六十歳の還暦をはじめ、長寿をお祝いする年祝いの行事などがあります。 家族と共に神社に参拝して、健やかな成長を祈り、また毎日が無事に暮らせるように、神様にお願いします。

厄年

 「厄年」とは、人生節目、転換期として身体・精神ともに変調がおこりやすい時期に廻ってまいり、古来より忌み慎む年とされております。 御祓を受け、1年をつつがなく過ごす事の出来るよう御祈願いたしましょう。


<八方除>


お正月さま

お正月さま お正月さま お正月さま お正月さま
お正月さま「神宮大麻(じんぐうたいま)・御神像(ごしんぞう)」は、必ず神社からお受けしましょう。

新年を迎えるためのQ&A

Qお正月さまはいつ頃受けるのですか?
A 年を越す前に神社から受け神棚に納めます。ご神像をおまつりする習慣は、古来より宮城県だけに伝わる大事な神祭りのなわらしです。 是非、皆様のご家庭でもお祀り下さい。 また、初詣のときに受けることもできます。
Qどこに行けばいいのですか?
A お近くの神主さんのいる神社でおわけしています。また、神社のお世話人総代の方に申し込んで下さい。なお、正月用品を売るお店にある「おふだのようなもの」は神社のお札ではありませんのでご注意下さい。
Qなぜ毎年お札をかえるのですか?
A 新しい年を迎えるにあたり、新たな気持ちで新たな守護をいただくためです。
Qお正月さまの交換の仕方は?
A 家の大掃除(すす払い)の時、古いお札をおさげして、神棚を掃除し、神社から新しくお受けしたお札、お正月さまを納めお飾りします。
Q神棚がないのですが、どうしたらいいのでしょうか?
A 簡易な神棚もあります。詳しくは神主さんにご相談下さい。 この機会に是非神棚をおまつりしましょう。
Q古いお札・お守りなどはどうするのでしょうか?
A 近くの神社のどんと祭に納めましょう。

お正月さま

ご注意ください
正月用品を売るスーパーなどにあるお札のようなものは神社のお札ではありません。
白鳥のイメージ